緑内障というのはそのうち失明してしまうことになる病気だ。という風に捉えてしまっている人もいるかもしれませんし、広い意味で言えば間違いではないとも言えるでしょう。
しかし、同じ病気だとしても急性と慢性が存在しているということを押さえておけば、自分の身に万が一のことが起こったとしても、慌てずに対処することが可能になります。
まず前者だった場合には目の痛みは勿論のこと他にも頭痛、嘔吐、腹痛、発汗等の症状が出てくることになるので、明らかに体調不良になってしまったと感じることができるでしょう。
けれども、あまり目とは関係なさそうなものも多いので、内科医の診療を受けてしまったりすると風邪や食あたりだと判断されてしまし、結果として処置が遅れることにもなります。
素人が自分の病状を勝手に判断するのも危険なことになるのですが、眼球に関する不具合も併発してしまっているというのならば、目医者に行くことも考えておくことにしましょう。
発見を早くすることができれば、初期段階で対処療法によって食い止めることが可能にもなるので、その後の人生を失明の危機に怯えながら過ごすこともなくなるはずです。
後者の慢性緑内障というのは40代以降の人たちが発症することになるのですが、自覚症状が殆どないというのが非常に厄介なものになるでしょう。気付いた時には手遅れになります。
一応見られる症状としては何となく視野が狭くなってるかも・・・?と感じるようなことがあったとするのならば、どちらかの目が罹患してしまっていることになるので病院に行きましょう。
分かりやすい症状があるのならば、早めに対処していくことも可能なように思えるのですが、自覚症状なく進行してしまっているようでは手の施しようがないのでは?と思ってしまいます。
しかし、自分で気付くことができなかったとしても定期的に眼科検診を受けることができていたのだとするのならば、早期発見も可能になってくるので、受診を忘れないようにしてください。
年がら年中風邪を引いているという人にとっては、少しくらいの吐き気や腹痛は慣れたものになるかもしれませんが、油断してしまっていると緑内障を見過ごしてしまうかもしれません。
いつものことだから安静にしてればいいか・・・。なんていうことを考えてしまっているようでは、大変なことになってしまうかもしれないので、色々なお医者さんを訪ねていきましょう。